新上五島町の教会巡り 6
海の前の駐車場まで歩いていくと
海岸から保育園の子供たちが
先生に連れられてこちらへとやってきた。
「こんにちはー!」
元気な声。
ひとりの男の子が走ってきて
海で遊んだことを教えてくれる。
何だかほっとする。
そしてここが都会のような
殺伐とした出来事とは無縁な
平和な場所なんだと改めて思う。
そういえば、福見教会の鐘は
シスターの手により毎日2回
鳴らされているという。
海のそばの小さな町に
響き渡る鐘の音。
想像するだけで
何て美しい風景なんだと思う。
そしてそれは私があくせくしていたときも
心が疲れていたときにも
変わらず続いていた風景。
なんて自分がちっぽけなんだと、思う。
「さて、行きますか。」
一旦街に出てお買物。
アイスを頬張りながら車に乗り
大急ぎで所用を済ませフェリーターミナルへ。
通りがかりの中ノ浦教会。
「中ノ浦もまたすごく綺麗な教会で。」
島さんがハンドルを握りながら教えてくれる。
水面に建物が映し出されると
尚美しいという。
"新上五島町の教会群"の中に
中ノ浦教会の絵葉書があるので見てみた。
残念ながら水面に映し出される教会は
下半分しか写ってはいなかったが
その内装は船底型の天井(福見教会と同じタイプ)に
壁面には大きな椿の花が並べられた
とても可愛らしいデザイン。
後日、このブログを記述するにあたり
ネット上を調べて知ったこと。
ツバキは弾圧時代の殉教の象徴。
今回歩いた新上五島町の教会の美しい装飾には
単に美しいだけでなく、とても重い意味がある。
野崎島・舟森の墓地に咲く
真っ赤なツバキの花を思い出した。
有川で五島うどんの昼食を取り
私達の乗る船は14:30発、佐世保行き。
1時間20分の高速船の船旅
フェリーのように甲板に出られない私達は
開けられない小さな窓に顔をつけて
中通島に1泊していく島さんに見送られた。
Uターンラッシュの船着場には
家族を見送る、人、人、人。
そういえば昨日私達も島さんに連れられて
小値賀のフェリーターミナルにお見送りに行ったけれど
おじいちゃんがいつまでも孫を抱きしめている姿に
何だかこちらまでもらい泣きしてしまいそうだった。
「船の別れって、味があるというか…」
一歩くんが呟いた。
そしていつもいつも私達の五島の旅は
島さんに見送られることで締めくくられるな~。
考えてみれば最初はひとり旅で始まった
五島への旅
帰りの船で誰かに見送られないことがない。
ありがとうございます。
いつも小値賀で見送ってくれる大切な皆さん。
そして今回は野崎島ではなく
中通島で見送ってくれる、島さん。
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参考文献等
キリシタン紀行 「世界遺産」候補の里を訪ねて
(西日本新聞 九州ねっと 内)
長崎の教会五島
長崎の教会 鉄川与助(おじいちゃんが建てた教会)
新上五島町の教会群 絵葉書
(新上五島町観光物産協会 発行)
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ところで、スタンプラリーの結果は…
半日でスタンプ3つ(訪問は4箇所)、でした。
果たして29箇所全部回りきるのに
何年掛かることやら…。^^;
(ただでさえ私達はのんびりやの旅人ですし)
ところで、スタンプラリーって
これは俄然やる気にさせますね。
元々"全部回ろう"なんて気は無かったのですが
地図とスタンプラリー台紙付きのこの絵葉書セット
考えた人はすごい、と感心します。
(私達はこういうのに疎いのですが…)
スタンプのデザインもまた味があっていいですね。
切石の頭ケ島とレンガの福見の材質感の違いが
よく表されていると思います。
次回の新上五島町の旅は
中通島北部を回る予定です。(←早)
そして出来れば津和崎から釣り船に乗って
野崎島・舟森訪問を一度してみたいところです。
(津和崎までの足はどうする?という問題もあるが)
【photos by ippo&minami minakami】
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