ホハレ峠を越えて門入へ 1
8月25日土曜日、午前2時起床。
風邪気味だった私は
「ホハレ峠」に行くワクワク感と
喉の痛みに変わり前夜から始まった
くしゃみ鼻水鼻づまりに
一睡もすることが出来なかった。
少しでも眠りたいので
普段は飲むことの無い鼻炎用カプセルを飲んだが
それでも脳が眠らない。
頭の中では行ったことのないホハレ峠の先に備え
今迄歩いた場所の中でもとりわけハードだったと思われる
各地を思い出していた。
八丈小島の宇津木の船着場
崖に飛び移るように上陸したこと
野崎島の道
心臓破りの急傾斜が延々と続くところ
同じく野崎島のオッパイ山初日の出登山
夜中に道無き山をヘッドランプ頼りにジグザグと上がる。
そんなこと考えている場合だったのだろうか。
あっという間に起床時刻。
私達は身支度をして2時半に家を出た。
服装は
一歩くんは長袖のTシャツに
バイク用雨合羽のパンツ
履きなれたスニーカーに帽子。
私は長袖シャツの中に半袖のTシャツ
バイク用雨合羽のパンツ
トレッキングシューズ、帽子
虫除けリング。
歩く際はふたりともバイク用レイングローブを着用。
ふたりが背負うリュックは
今回荷物分担の関係で交換した。
茶色のチェックの大きめのリュックには
一歩くんの着替えとタオル、地図と方位磁針
一歩くんのカメラ、500mlペットボトル6本
缶ビール4本、昼食、カロ○ーメイト2箱
岐阜といえばの明○ハム、菓子類、ライト
バイク用雨合羽の上着、流せるティッシュ。
オレンジの小さなリュックには
私の着替えとタオル、虫除けと虫さされの薬
その他の救急セット、アミ○バイタル
私のカメラ、カ○リーメイト2箱
バイク用雨合羽の上着、日焼け止め、流せるティッシュ
手回しで充電出来るラジオ・サイレン付きのライト
500mlペットボトル1本、超小型折畳み椅子2脚。
念の為それぞれのリュックには熊除けの鈴をつけた。
道の駅坂内でトイレ休憩。
ここから先はトイレもワイルドになる(笑)。
川上に到着する午前5時には
さっきまで暗かった夜も明けて
随分と明るくなってきた。
ホハレ峠。
岐阜県旧坂内村川上から旧徳山村門入を繋いでいた里道。
旧徳山村戸入~門入間には昭和28年迄道は無く
門入から他の地域へ続く唯一の道であった。
ホハレ峠の名前の由来は
"頬が腫れる"という説があるらしい。
つまりそれだけハードな道のりということだ。
その道も門入~戸入の道が出来たことや
王子製紙の材木を切り出す作業道が出来たことで
廃道同然となった。
その後王子製紙の道が廃道になり
徳山ダムが出来たことにより戸入方面の道は水没し
現在、門入へ行くには
この現代の地図には載っていない道を
歩いて渡る以外に方法はない。
沢山の方々からの情報により
川上~ホハレ峠間は多分車で行けるだろう、
そこから先も多分頑張れば行けるのだろうと
漠然とは思っていたけれど
私の心の中にあるのは
「行けるだろう」ではなくて「行く」という強い信念だった。
そう思わないと門入へ辿り着けないような気がしたから。
川上から発電所の東の道を
カルディナ号が入っていく。
すれ違い不可のアスファルトの道はやがて荒れ始め
道の脇の雑草が開けた窓の中に時々入ってくる。
ゆっくりと、進んで行く。
やがて道は整地されたばかりのダートに変わる。
切り開きたてのような壁には擁壁や草も無いが
どうやら工事はこれで終わっているような感もあり
この道も果たしてどこまで持つのか
一歩くんとそんな話題になる。
「いつか崩れそうだよね。」
「まぁ切り土だからまだマシだとは思うけれど。」
ダートの入口にはこんな看板があった。
切り通しのような場所を抜けると程なく
ホハレ峠に到着した。
時計を見ると5時30分になるところ。
川上から30分で到着。
車を崖側ギリギリのところに寄せ
岩で車止めをする。
「門入へ行っています 8/25日帰り予定 水上」
一応車に書置きを残した。
それにしてもすごい眺め。
崖ギリギリのところに立つのは
高所恐怖症の私には怖いかも(笑)。
問題なのはこれから先
まずは崖を下って沢沿いを歩くということだ。
降りる崖がこちら側ではなくて良かった~。
写真はクリックで拡大します
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コメント
どもです(^_^;)
遅ればせながら、ホハレ峠までの道をHPにUpさせました(笑)
もう少し早ければ、よかったんですけどね。引越し準備で大忙しです
ホハレ峠からの取り付き(下っていくところ)が良くわからないので、期待してみてみましたが、
「あぁっ」
と、テレビのようにいいところで終わってしまいました。次回に期待します
とりあえず、無事帰還おめでとうございます
また、お体のようご自愛下さい。無理はなさらぬように(^_^)
投稿: zinzin | 2007/08/27 01:09
zinzinさん
行ってしまいました。^^;
考えたら私もかなりのバケモノです。
登山はおろか上り坂苦手、貧血、風邪気味、無睡。
(でも行けたというのはもしかして体力の問題ではないのかも?!)
ホハレ峠からの取り付きの写真は
実は二人とも撮っておりません・・・ごめんなさいm(__)m
でもzinzinさんなら絶対にわかります。
お地蔵さんで無事を祈願したら
お地蔵さんを背にして辺りを見回して下さい。
(ちょっと右のほう)
アレがあります、アレがぴらぴらぁ~っと。
他の方に安易に峠越えを勧めない為にも伏せておきますが
"自然児戦隊☆おぢか島ん"の中で一歩くんが好きなのは
レッドでもブルーでもなく、唯一の女形・・・
さぁ、これでzinzinさんならアレが解ったハズ^^;
HP早速拝見しました。
さすがzinzinさん、軽妙な語り口ながらも
的確でしっかりとした説明でわかりやすい!
(水位はよくわかりませんが^^;)
写真もキレイで細かいツッコミもたまりましぇ~ん。
お気遣い下さり誠にありがとうございます。
その後夫の献身的介抱というか
単純に私が何もせず一日だらだら過ごしただけ?!
のお陰でほぼ風邪も治り鼻水も止まりました。
もしかして熱が出たのは足の踏み場を考えすぎた故の
『知恵熱』だったのかもしれません。^^;
zinzinさんも今は何かとご多忙のことと思いますが
どうぞご自愛下さいませ。
投稿: 水上みなみ | 2007/08/27 02:23
こんばんは。風邪ひかれて、大変な旅でしたね。よく抜けれました。お疲れさま。僕も徳山村在りし頃,自転車で、ホハレ峠越えました。そのときは、戸入で野宿しました。川上への道は、でこぼこしてて、山や川も景色も鮮烈でしたね。野うさぎと遊んだり、楽しかったです。あなたさまのブログ読んで、何だかまたホハレ峠に、今度はスクーターで行きたくなりました。大垣のコロナで、徳山村の映画、「水になった村」みてから、行こうかな。
投稿: じゃまくん | 2007/09/06 00:42
じゃまくんさま
初めまして。コメントありがとうございます。
徳山村在りし頃のホハレ峠となると
1980年代になるのでしょうか。
・・・私もその頃に行ってみたかったです。
知人に戸入の増山屋に通っていたおじさんが居ますが
その頃の戸入はほんとうにふるさとのような場所だったと
お伺いしております。
私が知っているのは無人で吊り橋だけが残る戸入と
増山さんの写真ばかりですが・・・
それでも心深く惹かれてしまいました。
大垣のコロナ、実は私達も土曜日に行きます。
とても楽しみにしております。
どうぞ見かけましたらお気軽にお声をお掛け下さい。
投稿: 水上みなみ | 2007/09/06 09:50
ホハレ峠~門入情報ありがとうございます
愚作により、迂回路がない門入に行きたいと思って情報探していました。
村の集会所は早くから壊されていました。
監視小屋ができていましたが、撤去されて公園が作られていますね。
メタボな体では、下り推定3時間上り推定4時間でしょうか?
生きている間に行くにはヘリコプターが必要かもしれません
池田温泉でお湯に使っているのが無難ですかね
赤谷奥では昔写真家が遭難死していますから(タンド~ナカツマタの中間)無理はしないようにします
投稿: あまごあゆ | 2009/06/01 15:18
あまごあゆ様
お返事が大変遅くなり申し訳ございません。
この度はコメントをお寄せ下さりまして
誠にありがとうございます。
この訪問の際は私も本当に体調が悪く
帰り道は発熱した状態で峠に向かったので
所要時間はものすごくアテにはなりません。
道中出会った地元ゆかりの方々は
1時間半、2時間程度の道程だと
おっしゃられていたような気がします。
もし行かれるのであれば
体力的なことも勿論ですが
熊との遭遇話も聞く道中ですので
くれぐれもお気をつけ下さいませ。
投稿: 水上みなみ | 2009/06/09 00:03